よく聞かれます...
東洋医学 鍼灸といえば 『ツボ』 をイメージされる方が圧倒的だと思います。
で、肝心の『ツボ』なんですが・・・
ありますよ!
と、素直に答えてあげたいのですが。。。
じゃあそこを刺激すれば痩せるんだ~ と 誰しもが思いがちにありますよね。
確かにそこを刺激すればダイエットにつながり効果はあるのですが、そこだけ刺激してもね・・・
と、答えるのを躊躇ってしまいます。
よく一昔に流行った〇〇ダイエットのように、それだけすれば痩せるように聞こえは良いですが、
実際にそれで痩せた方もいることでしょう。
反対に痩せるどころか太ってしまった! という方も中にはいるでしょう。
ようするに、偏ったことをすると身体のバランスが崩れてしまい、痩せてもアンバランスな痩せ方
例えば生理が来なくなった・皮膚がカサカサになった・・・など二次的なものを伴なった
ただ細いだけの身体になってしまい、あげくには他人が見ても十分細いのに
本人はまだ太っていると思い、痩せる行為に走ってしまう。
というようなことに発展する可能性も否定できません。
反対に太ったという方は、簡単に言えばリバウンドですね。
このリバウンドですが、なぜそうなってしまうか?ということですが、恒常性という言葉を
お聞きになったことがあるでしょうか?
人体はこの恒常性(ホメオスタシス)により、体温やその他もろもろ
一定に保たれるようになっています。
これを崩そうとする要因に対して、元に戻そうとする力が働きます。
だから痩せようと無理に摂取カロリーを抑えたりすると、体は体型を保つために
欲する力が働き、我慢の力が強い分、反動も強く過剰に反応し逆に太ってしまうのですね。
じゃあどうすればいいの???
ということですが、総合バランスで身体を整えていけば良いだけのことです。
大切なのは「呼吸」です。
ちょっと前に『1分で分かるいい話し・・・?』だったかな?
患者さんがテレビで見て、呼吸だけで痩せれるわけないない!と思っていたけど・・・
と話してくれました。
だけど呼吸を整えると、痩せるどころか元気な身体を取り戻せるのです。
人体にとって酸素は不可欠ですよね。
この酸素、江戸時代に比べると10%近く減少しているらしいです。
低酸素状態で頭がボーっとして、運動能力が落ちた人に酸素マスクをつけさすと
見違えったように元気になるのを、テレビで見ました。
酸素は人体を動かす大事なエネルギー源なのです。
この酸素を意図的にたくさん取り入れることで代謝が上がりエネルギー消費量がアップします。
また東洋医学的に考えても、呼吸により五臓の「肺」の機能を高めることで
「腎」を助け元気が出ます。腎が高まれば「肝」の機能が高まる・もしくは抑制され、目の疲れ
イライラなどの軽減につながり、穏やかになります。
肝の機能が安定すれば「心」にいい影響を与え安定が増し、心穏やかに楽しく過ごせます。
心が安定すれば「脾」にいい影響を与え、過食や拒食を防いでくれます。
脾で十分な栄養を吸収できれば「肺」に元気を与え呼吸を楽にしてくれます。
五臓にはこういう相関関係が成り立っているのです。
説明不足で解かりづらいかもしれませんが、東洋医学的に見た良い状態の身体は
五臓がバランスよく働くことにより、健康な身体が維持されるということです。
美しい心身は、その人の総合バランスによって成り立つので、一概にここを押すと痩せる!
と言ったことは申しにくいのです。
日々変わる日常生活で時には悲しみ・時には怒り狂うといった感情の起伏もあるでしょう。
その時々によって治療穴(ツボ)は変わってきます。
だけど自分でコントロールしやすいのは、やはり「呼吸」に限ります。
イライラなどのストレスや食に関することでも、押さえ込んでも我慢というかたちになり、
結局はその臓腑を傷つけることになってしまいます。
ただ「呼吸」も無理にやろうとするとドキドキしたり、リバウンド的なものが表れることがあります。
もっと詳しくご説明したいのですが、機会があれば投稿させて頂きます。
または治療院にお越し頂けば詳しくお話できます。
深くゆったりとした腹式呼吸をお勧めします。
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